(株)フィナンテックは、日本企業の香港・中国進出のナビゲーターです。

主要な要件

香港証券取引所(以下、HKEx)のメインボード及びGEMの主要な上場要件は以下の通りです。

メインボード GEM
利益・財務要件の基準を満たす、比較的大規模な確立された企業のための資本調達プラットフォーム 第2市場、メインボードへの足掛かり
新興企業向け市場
以下の3基準のうちいずれかを満たす事
  1. 利益基準
  2. 時価総額/売上高基準
  3. 時価総額/売上高/キャッシュフロー基準
以下の2基準のうちいずれかを満たす事
  1. 時価総額基準
  2. キャッシュフロー基準
3年間継続した経営陣とオーナーシップであること 2年間継続した経営陣とオーナーシップであること
発行済み株式の25%が市場で流通していること
上場申請の際は、申請を支援する証券会社をスポンサーとして任命しなくてはならない。

上場規則の概要

一般的要件(重複上場、会社設立地等)、上場基準詳細(財務要件、営業実績、株主数等)、申請書類等の概要を以下に示します。

一般的要件
メインボード GEM
証券の種類 普通株(株式と預託証券) 普通株(株式のみ)
重複上場 重複上場は可能、プライマリー上場とセカンダリー上場では異なる要件が設定されている。 重複上場は可能、しかしセカンダリー上場は認められない。
会社設立地 メインボード規則第19条及びGEM規則第24条には、取引所で上場を希望する全海外企業に適用される全体の枠組みが示されている。申請企業は、少なくとも香港法に順ずる適切な株主保護基準を満たしている事を示す必要がある。株主保護の適正水準確保に必要な主要要件をまとめたものとして、2007年3月7日付「Joint Policy Statement」において株主保護関連の指針が示されている。

上場基準(換算レート 1香港ドル=12円)
メインボード GEM
財務要件 ※以下の3基準のうちいずれかを満たす事
  1. 利益基準
    • 過去3年間の会計年度における税引き後利益が5千万香港ドル【約6億円】、かつ、直近年度に2千万香港ドル、それ以前の2年度間に合計3千万香港ドル
    • 上場時の時価総額が2億香港ドル【約24億2千万円】以上
  2. 時価総額/売上高基準
    • 上場時の時価総額が40億香港ドル【約480億円】以上
    • 直近監査済会計年度の売上高が5億香港ドル【約60億円】以上
  3. 時価総額/売上高/キャッシュフロー基準
    • 上場時の時価総額が20億香港ドル【約240億円】以上
    • 直近監査済会計年度の売上高が5億香港ドル【約60億円】以上
    • 過去3会計年度における営業キャッシュフローの合計が、1億香港ドル【約12億円】以上
※以下の2基準のうちいずれかを満たす事
  1. 時価総額基準
    • 上場時の時価総額が1億香港ドル【約12億円】以上
  2. キャッシュフロー基準
    • 直近2会計年度における営業キャッシュフローの合計が2千万香港ドル【約2億4千万円】以上
営業実績および経営の継続性 ※以下の要件を満たし、最低3会計年度の営業実績が必要。
  1. 少なくとも直近3会計年度は経営陣が継続していること
  2. 少なくとも直近監査済会計年度においてオーナーシップ及び支配株主が継続していること
※以下の要件を満たし、最低2会計年度の営業実績が必要。
  1. 少なくとも直近2会計年度は経営陣が継続していること
  2. 少なくとも直近会計年度を通じてオーナーシップ及び支配株主が継続していること
最低時価総額 上場時の時価総額が2億香港ドル【約24億円】以上※上場時の時価総額は、発行済み株式数と予想発行株価を掛けたものとする。預託証券については、預託証券と株式現物が交換可能な限り、双方含めて時価総額を計算する。 上場時の時価総額が1億香港ドル【約12億円】以上※上場時の時価総額は、発行済み株式数と予想発行株価を掛けたものとする。
最低浮動株比率 発行済み株式総数の25%以上が市場で流通している必要がある。(市場流通株が5千万香港ドル【約6億円】を下回ってはならない。)
※預託証券については、取引所ならびに海外市場において流通する株式と預託証券相当分の株式の合計が、この25%に計算されるものとする。
発行済み株式総数の25%以上が市場で流通している必要がある。(市場流通株が3千万香港ドル【約3億6千万円】を下回ってはならない。)
市場流通株の最低割合は、上場期間中、常に維持されてなくてはならない。
株主数
  • 上記財務要件の「利益基準」もしくは「時価総額/売上高/キャッシュフロー基準」を満たす場合・・・300名以上
  • 上記財務要件の「時価総額/売上高基準」を満たす場合・・・1,000名以上
  • 100名以上
上場時における上位3名の株主の持分比率が50%以下であること。
スポンサーの
指名
新規上場申請者は、スポンサーを任命する必要がある。新規上場申請者及びその役員は、スポンサーの任務遂行に協力しなくてはならない。

上場申請書類
メインボード GEM
事業目的の説明 新規申請者は、自社の一般的な事業傾向、財務面と営業面の見通しについて情報を提示すること。 新規申請者は、各主要事業活動について分析の上、全ての根拠と仮説を説明し、各製品、サービスについて詳細の業務目的を提示すること。
資金使途 新規申請者は、調達資金の使途について、詳細を開示すること。 新規申請者は、調達資金の使途について、事業目的に関連して詳細を説明する事。
監査報告書
  • 3会計年度をカバーしていること。(免除される企業を除く)
  • 原則として、香港市場プライマリー上場の場合は、香港財務報告基準(HKFRS)また国際会計基準(IFRS)のいずれかに準じること
  • 米国一般会計基準(US GAAP)または取引所が認める他の会計原則準じる事で認められる場合もある。
  • 少なくとも、2会計年度をカバーしていること。
  • 原則として、香港財務報告基準(HKFRS)また国際会計基準(IFRS)のいずれかに準じること
  • 申請企業がNY証券取引所またはナスダック市場に上場済み、またはその予定がある場合は、US GAAPに準ずることも可能。
会社定款及び会社法の説明 新規申請者の会社定款、及び新規申請者が準拠する会社法(設立地の会社法)について、詳細に説明しなくてはならない。
資産評価書 新規申請者の保有する財産権に関して、資産評価会社(Valuer)による評価書が必要である。


上場後の義務、他、留意事項等は、以下をご覧ください。
これより先の内容をご覧いただくには、会員ログインが必要です

(新規入会ご希望の方は、こちらをご覧ください。)